野村総研、好調な国内金融向け事業で大幅増益!2025年4~6月期、純利益17%増の260億円を達成
2025-07-28

日本経済新聞
野村総研、国内金融向け事業の好調が牽引!2025年4~6月期決算を発表
野村総合研究所は、2025年4~6月期の連結決算(国際会計基準)を発表しました。その結果、純利益が前年同期比17%増の260億円を達成し、市場予想を上回る好調な結果となりました。
システム刷新需要が好調の背景
今回の増益の背景には、国内金融業界におけるシステム刷新需要の増加が大きく貢献しています。金融機関が老朽化したシステムを更新する動きが活発化しており、野村総研はこれを好機と捉え、積極的に受注に繋げています。特に、デジタル化の波に乗り遅れられない金融機関からの需要が高く、野村総研の専門性と技術力が評価されています。
円高の影響を補完
一方で、円高の進行により海外事業の収益が減少する影響も見られました。しかし、国内金融向け事業の好調さによって、その影響を十分に補完し、全体として増益を達成するという結果となりました。グローバルな視点と国内市場への的確な対応が、野村総研の強さを示しています。
その他の決算ハイライト
- 売上収益:4%増の1957億円
- 営業利益:14%増の372億円
- 主力の金融機関向け事業の売上収益も堅調
今後の展望
野村総研は、今後も国内金融業界のシステム刷新需要を取り込み、さらなる成長を目指しています。また、海外事業においても、円高の影響を受けにくい分野への投資を強化するなど、収益の安定化を図っていく方針です。変化の激しい時代において、野村総研は、その高い技術力とノウハウを活かし、社会に貢献していくことが期待されます。
今回の決算結果は、野村総研の国内市場におけるプレゼンスと、変化への対応力を示すものと言えるでしょう。今後の動向にも注目が集まります。