北陸3県の景気、8か月連続で緩やかな回復傾向!インバウンド消費と公共投資が牽引

2025-07-06
北陸3県の景気、8か月連続で緩やかな回復傾向!インバウンド消費と公共投資が牽引
日テレNEWS NNN

北陸3県の景気、緩やかな回復基調を維持

日本銀行金沢支店が発表した7月の金融経済月報によると、北陸3県(石川県、富山県、福井県)の景気は、依然として「緩やかに回復している」と判断されました。これは前月の判断を据え置いたもので、8か月連続で同じ評価が続いています。一部に弱めの動きも見られるものの、全体としては回復傾向にあると結論付けられています。

インバウンド消費が個人消費を牽引

個人消費の面では、百貨店やスーパーなどの売上高が持ち直しの兆しを見せています。物価上昇の影響は依然として存在しますが、インバウンド需要の増加や新規出店といったプラス要因がこれを上回っており、回復を後押ししています。特に、外国人観光客の消費が顕著であり、北陸地域の経済に明るい兆しをもたらしています。

公共投資の活況も景気回復を支える

公共投資も景気回復を支える重要な要素となっています。公共工事の請負金額は前年を上回り、特に復旧・復興関連工事が大幅に増加しています。これにより、建設業界を中心に経済活動が活発化しており、景気全体の底上げに貢献しています。

今後の展望

日本銀行金沢支店は、今後の北陸3県の景気について、引き続き緩やかな回復を予測しています。ただし、物価上昇や世界経済の動向など、不確実な要素も存在するため、注意深く状況を注視していく必要があります。インバウンド需要の持続的な拡大や、公共投資の更なる効果が期待されます。

まとめ

北陸3県の景気は、インバウンド消費と公共投資を主な原動力として、緩やかな回復基調を維持しています。今後の経済状況を注視しつつ、更なる成長を目指していくことが重要です。

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