長生きしても幸せになれない?人生100年時代に「老い」と向き合うヒント

2025-08-15
長生きしても幸せになれない?人生100年時代に「老い」と向き合うヒント
ダイヤモンド・オンライン

長生きしても幸せになれない?人生100年時代に「老い」と向き合うヒント

健康のために脳トレをしたり、散歩をしたり…健康長寿を目指して努力してきたのに、高齢になってみたら趣味もなく、退屈な毎日を送っているという人が少なくありません。「第二の人生」は、想像以上に長く、そして退屈に感じられることも。本当に長生きすることの意味とは何か?

健康長寿だけでは幸せになれない?

現代社会では、医療技術の進歩により、平均寿命は延び続け、健康寿命も延伸されつつあります。しかし、単に長生きすることだけが、幸せな老後の条件ではありません。健康で長生きしても、心に活力がなければ、人生は単調でつまらないものになってしまう可能性があります。

「ひとり死」時代の老い方

著書『〈ひとり死〉時代の死生観「一人称の死」とどう向き合うか』の小谷みどりさんは、現代社会における「ひとり死」という現象に着目し、老いと死生観について考察しています。核家族化や地域社会のつながりの希薄化が進む現代において、高齢者が孤独を感じながら亡くなるケースが増加しています。このような状況を打破するためには、自分自身の人生の意味を見出し、主体的に生きることが重要です。

老後の充実のためにできること

では、老後の人生を充実させるためには、具体的にどのようなことができるのでしょうか?

人生の意味を再定義する

人生100年時代を生きる私たちは、これまでの価値観を見直し、自分にとって本当に大切なものは何かを改めて考える必要があります。健康長寿を目指すことは大切ですが、それだけでは幸せな老後を送ることはできません。自分自身の人生の意味を見出し、主体的に生きることで、充実した老後を送りましょう。

この記事は、小谷みどりさんの著書『〈ひとり死〉時代の死生観「一人称の死」とどう向き合うか』(朝日選書、朝日新聞出版)の一部を抜粋・編集したものです。

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