寿命を縮める食習慣とは? 1万人の調査で判明した、糖尿病・脳出血リスクを高める行動
2025-08-16
プレジデントオンライン
健康寿命を延ばすためには、日々の食生活を見直すことが不可欠です。福島県立医科大学医学部の大平哲也主任教授による1万人の大規模調査から、寿命を縮める食習慣や、特定の食品との関連性が明らかになりました。
乳製品は積極的に摂取すべき?
調査結果の一つとして、日本人の男性が乳製品を積極的に摂取することで、死亡リスクが低下する傾向が見られました。カルシウムやタンパク質などの栄養素が豊富に含まれる乳製品は、骨の健康維持や筋肉量の維持に役立つと考えられます。ただし、乳製品の種類や摂取量によっては、体質や健康状態によっては合わない場合もありますので、ご自身の体調に合わせて摂取することが大切です。
ドカ食いは糖尿病リスクを高める?
一方で、ドカ食いのように一度に大量の食事を摂取することは、血糖値の急上昇を招き、糖尿病のリスクを高めることが明らかになりました。血糖値の急上昇は、インスリン抵抗性を引き起こし、糖尿病の発症を促進する可能性があります。また、消化器官に負担をかけ、内臓脂肪の蓄積を招くことも考えられます。
健康長寿のための食習慣とは?
これらの調査結果を踏まえ、健康長寿のための食習慣として、以下のポイントが挙げられます。
- バランスの取れた食事: 炭水化物、タンパク質、脂質、ビタミン、ミネラルをバランス良く摂取する。
- 腹八分目: 満腹になるまで食べず、腹八分目を心がける。
- 規則正しい食生活: 毎日決まった時間に食事を摂る。
- 乳製品の適切な摂取: 体調に合わせて、乳製品を適量摂取する。
- 食物繊維を積極的に摂取: 野菜、果物、海藻類など、食物繊維が豊富な食品を積極的に摂取する。
専門家からのアドバイス
大平教授は、「食生活は、日々の健康だけでなく、将来の病気のリスクにも大きく影響します。バランスの取れた食事を心がけ、過剰な摂取や偏った食生活を避けることが重要です。」と述べています。
健康寿命を延ばすためには、日々の食生活を見直し、健康的な食習慣を身につけることが大切です。今回の調査結果を参考に、ご自身の食生活を見直してみてはいかがでしょうか。