健康診断で脂肪肝と診断されたら放置してはいけない!専門医が解説する危険性と対策

2025-07-07
健康診断で脂肪肝と診断されたら放置してはいけない!専門医が解説する危険性と対策
オトナンサー

健康診断で「脂肪肝」と診断されたことはありますか?SNS上では、脂肪肝と診断されたにも関わらず、飲酒を減らさなかったり、肥満体形ではないのに脂肪肝と診断されたり、放置しているという声が散見されます。しかし、脂肪肝は放置すると重大な病気に繋がる可能性があり、注意が必要です。

今回は、専門医が脂肪肝の危険性、原因、そして具体的な対策について詳しく解説します。健康診断の結果を真剣に受け止め、適切な対応を取りましょう。

脂肪肝とは?

脂肪肝とは、肝臓に脂肪が過剰に蓄積した状態を指します。健康な肝臓にも脂肪は含まれていますが、その量が肝臓全体の重量の5%を超えると脂肪肝と診断されます。

脂肪肝は、大きく分けて「非アルコール性脂肪肝」と「アルコール性脂肪肝」の2種類があります。近年、増加傾向にあるのは非アルコール性脂肪肝で、アルコールを摂取しない人でも発症する可能性があります。

脂肪肝の危険性

脂肪肝を放置すると、炎症を引き起こし、肝臓の機能が低下する「非アルコール性脂肪肝炎」に進行する可能性があります。さらに進行すると、肝硬変や肝がんといった重篤な病気に繋がることもあります。

また、脂肪肝は糖尿病、高血圧、脂質異常症などの生活習慣病との関連も指摘されており、これらの病気を合併するリスクも高まります。

脂肪肝の原因

非アルコール性脂肪肝の主な原因は、以下の通りです。

  • 過剰なカロリー摂取: 食べ過ぎや飲み過ぎにより、余ったカロリーが脂肪として肝臓に蓄積されます。
  • 運動不足: 運動不足により、消費エネルギーが少なく、脂肪が蓄積されやすくなります。
  • 肥満: 特に内臓脂肪の蓄積は、脂肪肝のリスクを高めます。
  • 糖尿病: 血糖値が高い状態が続くと、肝臓に脂肪が蓄積されやすくなります。
  • 脂質異常症: コレステロールや中性脂肪の値が高いと、脂肪肝のリスクが高まります。

脂肪肝の対策

脂肪肝の対策としては、以下の点が重要です。

  • 食生活の改善: バランスの取れた食事を心がけ、カロリー過多な食事や高脂肪食を控えましょう。
  • 適度な運動: ウォーキングやジョギングなどの有酸素運動を নিয়মিতに行いましょう。
  • 体重管理: 肥満気味の方は、体重を減らす努力をしましょう。
  • アルコール制限: アルコールは肝臓に負担をかけるため、摂取量を控えましょう。
  • 定期的な健康診断: 定期的な健康診断を受け、肝臓の状態をチェックしましょう。

まとめ

健康診断で脂肪肝と診断された場合は、放置せずに、専門医に相談し、適切な治療や生活習慣の改善を行いましょう。早期発見・早期対応が、重症化を防ぐために重要です。

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