高級ドライヤー盗難事件が多発!サウナ、銭湯、スポーツジムで頻発する手口と対策
2025-07-19
産経新聞
高級ドライヤー盗難、多発!店舗が20万円被害も
サウナ、スーパー銭湯、スポーツクラブなど、人気の施設で高級ドライヤーの盗難事件が多発しています。持ち去り防止策を講じているにも関わらず、電源ケーブルを切断して盗む手口も確認されており、店舗側は深刻な状況に陥っています。一部店舗では、なんと20万円を超える被害が発生しています。
盗難の手口と被害状況
被害が多発しているのは、サウナや銭湯の脱衣場、フィットネスジムのシャワールームなど、ドライヤーが設置されている場所です。手口としては、電源ケーブルをカッターナイフなどで切断し、ドライヤー本体を持ち去るというもの。防犯カメラの設置が難しい場所であることから、犯行に及ぶケースが多く、店舗側は対策に苦慮しています。
埼玉県川越市に店舗を構えるサウナ横綱本川越店では、6月5日にSNSで盗難事件を報告。「ショックで言葉もありません」というコメントと共に、高級ドライヤーが盗まれたことを明らかにしました。同様の被害は、他の施設でも報告されており、業界全体で対策の強化が求められています。
経営者側の苦悩と対策の難しさ
脱衣場のような場所は、プライバシー保護の観点から防犯カメラの設置が制限されていることが多く、監視体制を強化することが難しいのが現状です。また、ドライヤーを固定するための施錠装置を設置するのも、利用者の利便性を損なう可能性があります。
現在、店舗側では、以下のような対策を検討・実施しています。
- 防犯カメラの設置: 可能であれば、死角を減らすように設置を検討。
- ドライヤーの固定: 施錠可能なアタッチメントや、盗難防止ワイヤーの導入。
- 利用者への注意喚起: ポスター掲示やアナウンスによる注意喚起。
- 警備員の配置: 特に混雑時間帯には、警備員を配置し、警戒を強化。
今後の展望
今回の盗難事件を受け、業界団体やセキュリティ専門家による対策会議が開かれるなど、再発防止に向けた動きが活発化しています。今後は、より効果的な防犯対策を講じることで、安心して利用できる環境づくりを目指していく必要があります。また、利用者自身も、施設のルールを守り、周囲に注意を払うことが、盗難防止につながります。