東京23区でエアコンの使い間違いが原因と思われる死亡事例が213件…高齢者・一人暮らし世帯に注意!
2025-07-27
毎日新聞
熱中症対策の基本、エアコンの正しい使い方を再確認!
東京大大学院医学系研究科と都監察医務院の共同研究によると、東京23区内で、エアコンを適切に使わなかったため死亡に至ったと思われる事例が、2013年1月から2023年9月までの期間で213件確認されています。この衝撃的な中間報告は、熱中症対策の重要性を改めて認識させるものです。高齢者や一人暮らしの方向けの注意点
この事例の約8割が、一人暮らしの高齢者世帯であるというデータは、特に注意が必要です。日頃から一人暮らしの高齢者の方の状況を確認したり、近隣の方と顔見知りになってお互いに気遣う関係を築くことが重要です。死亡例の原因と対策
調査の結果、死亡例の主な原因として、以下の2点が挙げられています。- エアコンの設定ミス:「冷房」ではなく「暖房」になっている、または風量を適切に設定していない。
- リモコンの電池切れ:リモコンの電池が切れて、エアコンの操作ができなくなっている。
- エアコンの設定を定期的に確認する:特に高齢者の方には、操作方法を改めて確認し、設定ミスがないか定期的にチェックしてもらいましょう。
- リモコンの電池をこまめに取り替える:リモコンの電池残量を確認し、切れそうになったら早めに交換しましょう。
- タイマー機能を活用する:就寝時や外出時に、タイマー機能を活用して、室温を適切に管理しましょう。
- エアコンだけでなく、扇風機や冷風機も併用する:エアコンだけではなく、扇風機や冷風機を併用することで、より効果的に室温を下げることができます。
熱中症は予防できる病気
熱中症は適切な対策を講じることで、発症を予防することができます。エアコンの正しい使い方を再確認し、ご自身やご家族、そしてお住まいの地域の方々が、この夏を健康に過ごせるよう、熱中症対策を徹底しましょう。参考資料:東京大大学院医学系研究科、都監察医務院 熱中症に関する共同研究 中間報告