玄海原発にドローン侵入!九州電力が緊急通報 - 核物質防護情報とは?

2025-07-26
玄海原発にドローン侵入!九州電力が緊急通報 - 核物質防護情報とは?
読売新聞

玄海原発内でドローン3機が飛行、九州電力が緊急通報!

原子力規制委員会は、27日未明に九州電力玄海原子力発電所(佐賀県)構内で、ドローン3機の飛行が確認されたと発表しました。九州電力からは「原子力施設の運転に影響を及ぼすおそれがある核物質防護情報」が通報され、一連の事態が明らかになりました。

事件の概要

26日午後9時頃、玄海原発構内でドローン3機が飛行しているのが確認されました。九州電力は、この事態を重く受け止め、原子力施設の安全を脅かす可能性があると判断し、原子力規制委員会に「核物質防護情報」を通報しました。この情報は、原子力施設の運転に影響を及ぼす可能性のある情報として、厳重な警戒が必要であることを示しています。

現在の状況

27日午前0時現在、玄海原発1~4号機の設備に影響を及ぼす異常情報は確認されていません。しかし、ドローンは依然として敷地内で発見されておらず、現在、警察や原子力規制委員会などが連携し、捜索活動を続けています。ドローンの飛行目的や、誰が操縦していたのかなど、詳細な情報はまだ明らかになっていません。

核物質防護情報とは?

核物質防護情報とは、原子力施設における核物質の不正な取り扱い、盗難、または放射線による健康被害の可能性を示す情報です。原子力施設の安全確保のために、このような情報が共有され、適切な措置が講じられる必要があります。

今後の見通し

今回のドローン侵入事件を受け、原子力規制委員会は玄海原発における安全対策の強化を指示しました。九州電力は、ドローンの侵入を防ぐための対策を検討しており、防空網の強化や、監視カメラの増設などが検討されています。また、警察はドローンの発見と、操縦者の特定に全力を挙げて捜査を進めています。

専門家コメント

「今回の事件は、原子力施設のセキュリティ体制に大きな疑問を投げかけるものです。ドローンは比較的容易に入手できるため、悪意のある人物が原子力施設を攻撃するための道具として利用する可能性があります。原子力施設だけでなく、重要インフラ全体でセキュリティ対策を強化する必要があります。」(原子力セキュリティ専門家)

まとめ

玄海原発におけるドローン侵入は、原子力安全保障上の深刻な問題です。今回の事件を教訓に、原子力施設だけでなく、社会全体でセキュリティ意識を高め、再発防止に向けた取り組みを強化していく必要があります。

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