中国・河北省、記録的な豪雨で甚大な被害:8人死亡、18人不明と深刻な状況

2025-07-30
中国・河北省、記録的な豪雨で甚大な被害:8人死亡、18人不明と深刻な状況
毎日新聞

中国・河北省を襲った記録的な豪雨、未曽有の被害

中国河北省承徳市では、30日に局地的な豪雨が発生し、深刻な被害をもたらしています。国営中央テレビの報道によると、現時点で8人が死亡し、18人が行方不明となっています。災害当局は、一刻も早い救助活動を続けており、状況は依然として深刻です。

今回の豪雨は、28日に発生した土砂災害に続くもので、河北省の住民は相次ぐ災害に見舞われています。28日の土砂災害だけでも、少なくとも8人が死亡するという痛ましい事態となっています。

過去の災害との比較:異常気象の影響か

承徳市では近年、頻繁に豪雨が発生しており、今回の災害も異常気象の影響によるものでしょうか。気候変動の影響が指摘される中、今後も同様の災害が発生する可能性も否定できません。専門家は、都市計画の見直しや防災対策の強化を求めています。

救助活動の現状と今後の課題

現在、災害当局は懸命の救助活動を続けていますが、豪雨による道路の寸断や通信の途絶により、救助活動の進捗は遅れています。また、行方不明者の捜索も困難な状況が続いています。今後の課題としては、被災者の生活再建支援や、災害に強いインフラ整備などが挙げられます。

国際社会へのメッセージ

今回の災害は、中国国内だけでなく、国際社会にとっても重要な教訓となるでしょう。気候変動対策の強化や、防災・減災に関する国際協力の推進が求められています。また、被災した河北省の住民を支援するため、国際的な支援も必要不可欠です。

【北京・畠山哲郎】

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