「警察官を名乗る男」の詐欺電話を妻が看破!決定的な見抜きポイントとは?
2025-07-18
読売新聞
巧妙化する詐欺電話!奥様の見事な勘で回避された警察官詐欺
特殊詐欺の被害は後を絶ちませんが、北海道道南地方にお住まいの自営業の男性は、妻の鋭い観察眼のおかげで、警察官を名乗る男による巧妙な詐欺から逃れることができました。読売新聞の取材に応じた男性が、その時の状況を語ってくれました。
見知らぬ番号からの電話
5月28日午後、男性の携帯電話に「070」から始まる見知らぬ番号の電話がかかってきました。仕事中だったため、奥様が電話に出たのです。
警察官を名乗る男の甘い言葉
電話に出ると、相手は「警察官だ」と名乗り、冷静に状況を説明してきました。最初は男性も騙されそうになったそうですが、奥様は違和感を抱いていました。相手の言葉に耳を澄ませ、冷静に分析したのです。
決定的なミスを見抜く
奥様が詐欺だと見破ったのは、「かけ子」の言葉の中にあった決定的なミスでした。それは、相手が自己紹介をした際の電話番号。見知らぬ「070」の番号だったのです。警察官であれば、所属部署や警察署の番号を名乗るはず。なぜ「070」の個人番号を名乗るのか?その瞬間に、奥様は詐欺だと確信したといいます。
奥様の冷静な対応
奥様はすぐに男性に状況を伝え、警察に相談することを提案。男性も冷静さを取り戻し、警察に被害を未然に防ぐことができました。
今回の事件から学ぶこと
- 不審な電話には、まず冷静に対応する:慌てて情報を教えたり、お金を振り込んだりしない
- 電話番号に注意する:警察官を名乗る場合、個人番号ではなく、警察署の番号を名乗る
- 家族や警察に相談する:少しでも怪しいと思ったら、一人で悩まずに相談する
特殊詐欺から身を守るために
特殊詐欺は、巧妙な手口で多くの人々を騙しています。今回のケースのように、家族の協力や冷静な判断が、被害を防ぐ上で非常に重要です。日頃から詐欺の手口について学び、注意を怠らないようにしましょう。また、警察庁のウェブサイトなどで最新の詐欺情報や相談窓口を確認することも大切です。
参考情報: 警察庁 - 特殊詐欺対策: https://www.npa.go.jp/bureau/criminal/fraud/index.html