外国人居住者への金融格差が深刻!保証審査不通過率は日本人の3.7倍超、金利も1.3~2.0倍高い実態とは?

2025-07-10
外国人居住者への金融格差が深刻!保証審査不通過率は日本人の3.7倍超、金利も1.3~2.0倍高い実態とは?
FNNプライムオンライン

外国人居住者を取り巻く金融環境の現状:深刻な格差の実態とは

一般財団法人リープ共創基金(REEP財団)が発表した「外国人住民 金融排除白書」は、日本で暮らす外国人居住者を取り巻く金融環境の深刻な現状を浮き彫りにしました。日本人との比較調査を通じて、保証審査の通過率、適用金利など、様々な側面から金融排除の実態を明らかにしています。

調査結果の主なポイント

  • 保証審査の格差:外国人居住者の保証審査不通過率は、日本人の3.7倍を超えるという驚愕の数字です。
  • 金利の格差:適用金利においても、外国人居住者には1.3倍から2.0倍もの高い金利が適用されている実態が明らかになりました。
  • 経済的条件を考慮しても格差は存在:収入や雇用状況など、経済的な条件を考慮しても、外国人居住者と日本人との間で金融格差は依然として存在します。

金融排除がもたらす影響

このような金融格差は、外国人居住者の生活に大きな影響を与えています。住宅の購入や事業の立ち上げなど、経済的な自立を阻害する要因となり、社会への参加を妨げる可能性も指摘されています。

REEP財団の取り組みと今後の展望

REEP財団は、今回の調査結果を踏まえ、外国人居住者に対する金融包摂を促進するための様々な取り組みを推進しています。金融機関との連携強化、金融リテラシーの向上支援、そして制度的な改善の働きかけなど、多角的なアプローチで問題解決を目指しています。

調査の結論と今後の課題

本調査の結果は、外国人居住者を取り巻く金融環境が、日本人と比較して著しく制約されていることを明確に示しています。この状況を改善するためには、金融機関、政府、そして社会全体が協力し、外国人居住者が安心して利用できる金融サービスを提供するための環境整備が不可欠です。今後の取り組みを通じて、より公正で包括的な金融社会の実現が期待されます。

調査資料:外国人住民 金融排除白書

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