【速報】NZ中銀、0.25ポイント利下げ!政策金利3%に - 金融緩和再開の背景と今後の展望

2025-08-20
【速報】NZ中銀、0.25ポイント利下げ!政策金利3%に - 金融緩和再開の背景と今後の展望
ブルームバーグ

NZ中銀、待望の利下げ!政策金利3%への道筋

ニュージーランド準備銀行(NZ中銀)が、7月会合で待望の利下げを実施しました。政策金利を0.25ポイント引き下げ、3%に設定。これは、昨年8月以降、6会合連続で利下げを行ってきたNZ中銀が、7月会合で一時的に利上げを休止した後、再び金融緩和に舵を切ったことを意味します。

なぜ今、利下げなのか?

NZ中銀が金融緩和に動いた背景には、インフレ鈍化の兆しと、それに伴う景気減速への懸念があります。インフレ率は依然として目標水準を上回っていますが、上昇率は鈍化しており、今後の下落が見込まれています。また、高金利政策が住宅市場や企業活動に悪影響を与えていることも、利下げの要因の一つと考えられます。

これまでの利下げと今回の決定

NZ中銀は、インフレ抑制のため、2021年から2023年8月にかけて、公定歩合を0%から5.5%まで段階的に引き上げてきました。その後、インフレのピークアウトを見極め、昨年8月から利下げを開始。合計で250ベーシスポイント(bp)の利下げ幅に達しました。今回の利下げは、その流れの中で、7月会合で一時停止していた利下げを再開した形となります。

今後の展望:さらなる利下げは?

今回の利下げは、NZ中銀がインフレ抑制と景気支えを両立させるためのバランス感覚を示すものと言えるでしょう。今後の金融政策は、インフレの動向、経済指標、そして世界経済の状況に左右されると考えられます。市場関係者の間では、NZ中銀が今後も段階的に利下げを実施するとの見方が強まっています。しかし、インフレが予想以上に粘り強く残る場合や、世界経済の状況が悪化する場合には、利下げペースが鈍化する可能性もあります。

市場への影響

NZ中銀の利下げは、ニュージーランドの金融市場に大きな影響を与えています。NZドルの価値は下落し、国内の住宅ローン金利や企業の借入コストが低下すると予想されます。また、株式市場では、利下げ効果による景気回復への期待から、上昇圧力が働く可能性があります。

今後のNZ中銀の動向は、引き続き注視していく必要があります。

おすすめ
おすすめ