【衝撃】詐欺被害が急増!3千億円超え、私たちにできる対策とは?
2025-08-15

朝日新聞デジタル
近年、巧妙化する詐欺の手口により、被害額が急増しています。警察庁と法務省の統計によると、2024年の詐欺被害額は3075億円と、前年比でほぼ2倍に迫る驚異的な数字です。さらに、窃盗などの財産犯全体となると4000億円を超えるという、過去30年で最も多い02年を上回る事態となっています。
政府もこの状況を「極めて憂慮すべき」と認めており、私たち一人ひとりが詐欺の手口を知り、対策を講じる必要性が高まっています。本記事では、詐欺被害の現状と、私たちにできる具体的な対策について解説します。
詐欺被害の現状:巧妙化する手口とターゲット
詐欺の手口は日々巧妙化しており、高齢者だけでなく、若い世代もターゲットにされています。特に近年増加傾向にあるのは、以下のような詐欺です。
- オレオレ詐欺:親族や警察官などを装い、お金を要求する詐欺。
- 架空請求詐欺:未払いの請求書を送りつけ、お金を騙し取る詐欺。
- ロマンス詐欺:SNSなどで知り合った相手と恋愛関係になり、お金を要求する詐欺。
- 投資詐欺:高利回りを謳い、投資話を持ちかけ、お金を騙し取る詐欺。
- フィッシング詐欺:銀行やクレジットカード会社などを装い、個人情報を盗み取る詐欺。
これらの詐欺は、電話だけでなく、メールやSMS、SNSなど様々な手段で私たちを騙そうとしてきます。
私たちにできる詐欺対策:騙されないための3つのポイント
詐欺被害を防ぐためには、以下の3つのポイントを意識することが重要です。
- 冷静な判断:不審な電話やメール、SMSを受信した場合は、まず冷静になり、相手の言葉を鵜呑みにしないようにしましょう。
- 情報確認:請求書の内容や投資先の情報を、必ず自分で確認しましょう。銀行やクレジットカード会社、警察庁のウェブサイトなどで情報を確認することも有効です。
- 相談:少しでも不安を感じたら、家族や友人、消費者センター、警察などに相談しましょう。一人で悩まず、周りの人に助けを求めることが大切です。
詐欺被害に遭ってしまった場合
万が一、詐欺被害に遭ってしまった場合は、すぐに警察に届け出ましょう。また、金融機関にも連絡し、被害状況を説明し、対応を相談しましょう。消費生活センターなどでも、被害回復のためのサポートを受けることができます。
詐欺は誰にでも起こりうる犯罪です。日頃から注意を払い、詐欺の手口を知り、対策を講じることで、被害に遭うリスクを減らすことができます。私たち一人ひとりが詐欺に対する意識を高め、被害を防ぐための行動を起こすことが重要です。