ニューヨーク市でレジオネラ菌を検出、76カ所の建物から確認される事態に
2026-07-15
ニューヨーク市保健局は、マンハッタンで発生しているレジオネラ症の集団感染に関連し、市内76カ所の建物からレジオネラ菌を検出したと発表しました。感染拡大の背景となる原因究明が進められています。
感染拡大の現状と調査結果
マンハッタンにおけるレジオネラ症の発生から約2週間が経過した火曜日、ニューヨーク市保健局(NYC Health)は、調査対象となった建物のうち76カ所でレジオネラ菌が検出されたことを明らかにしました。当局は、感染源の特定に向けた環境サンプルの詳細な分析を継続しています。
今回の調査は、特定の地域でレジオネラ症の症例が相次いで報告されたことを受け、大規模な環境調査として実施されました。検出された場所は、住宅、商業施設、公共施設など多岐にわたっています。
レジオネラ菌のリスクと対策
レジオネラ菌は、冷却塔、加湿器、シャワー、噴水などの水システムを通じて、微細な水滴(エアロゾル)と共に吸入されることで感染を引き起こします。主な症状は肺炎であり、高齢者や免疫力の低下している人々にとって特にリスクが高いとされています。
当局は市民に対し、以下の点に留意するよう呼びかけています。
- 不審な症状(高熱、咳、呼吸困難など)が現れた場合は、速やかに医療機関を受診すること。
- 管理されている水システムや空調設備の衛生状態について、各施設管理者が厳格な点検を行うこと。
今後の調査方針
ニューヨーク市保健局は、菌が検出された各建物に対して、感染経路を完全に遮断するための清掃および消毒作業を指示しています。また、特定の施設と症例との直接的な関連性を確認するため、疫学調査と環境調査の照合を進めています。
現在、市当局は、これ以上の感染拡大を防ぐため、水管理システムの運用基準の再確認と、必要に応じた設備の改修を求めています。

