王谷晶「ババヤガの夜」が英国ダガー賞翻訳部門初受賞!日本ミステリーの新たな金字塔
2025-07-03
毎日新聞
日本ミステリー界に歴史的快挙!王谷晶さんの「ババヤガの夜」が英国ダガー賞翻訳部門を受賞
英国推理作家協会が主催する、ミステリー・犯罪小説界で最も権威ある賞の一つである「ダガー賞」。その翻訳部門において、王谷晶さんの作品「ババヤガの夜」(サム・ベット訳)が見事初受賞を飾りました。これは、日本の作品がダガー賞を受賞する初の快挙であり、日本ミステリーの国際的な評価を大きく高める出来事と言えるでしょう。
「ババヤガの夜」とは?ハードボイルドな世界観と魅力的な主人公
「ババヤガの夜」は、暴力こそが生きがいである女性、通称「ババヤガ」を主人公としたハードボイルド小説です。彼女は、その並外れた喧嘩の腕を買われ、暴力団の会長の娘である女性の護衛を依頼されます。危険と暴力に満ちた世界で、ババヤガは自身の過去と向き合いながら、依頼人の身を守るために奔走します。
ダガー賞翻訳部門受賞の意義
ダガー賞は、その選考基準の厳しさから「ミステリー界のオスカー」とも呼ばれています。翻訳部門を受賞することは、原作の質の高さはもちろんのこと、翻訳者の卓越した技量も認められたことを意味します。サム・ベットさんの翻訳によって、王谷晶さんの作品の世界観が忠実に再現され、海外の読者にもその魅力を伝えることに成功したと言えるでしょう。
王谷晶さんの今後の活躍に期待
今回の受賞をきっかけに、王谷晶さんの作品は海外でのさらなる展開が期待されます。日本ミステリーのファン層は拡大の一途を辿っており、王谷晶さんの作品が世界中で読まれる日が来るかもしれません。今後の王谷晶さんの活躍から目が離せません。
作品情報
- タイトル: ババヤガの夜
- 著者: 王谷晶
- 翻訳者: サム・ベット
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