ロシア軍、パイプラインを戦略的通路に? ウクライナ軍を背後から奇襲か クルスク戦線に新たな戦術出現

2025-03-10
ロシア軍、パイプラインを戦略的通路に? ウクライナ軍を背後から奇襲か クルスク戦線に新たな戦術出現
読売新聞

クルスク州での激戦、ロシア軍の新たな戦術か

ウクライナによる国境を越えた攻撃が続くロシア西部クルスク州において、ロシア軍が制圧された地域の奪還を目指し、攻勢を強めています。この戦況に、パイプラインを利用した奇襲攻撃という、これまでにない戦術が登場した可能性が浮上しています。

パイプライン潜入説、軍事ブロガーが主張

ウクライナ軍参謀本部は、8日、パイプラインを利用したウクライナ軍支配地域への潜入攻撃を撃退したと発表しました。しかし、親露派の軍事ブロガーは、ロシア軍が数日かけてパイプライン内部を進み、ウクライナ軍の背後を突く奇襲に成功したと主張しています。この主張は、戦況に新たな緊張感をもたらしており、その真偽が注目されています。

ロシア国防省の主張と米政策研究機関の分析

ロシア国防省は9日、スジャ付近の4集落を奪還したと発表しました。一方、米国の政策研究機関は、クルスク州での戦闘は依然として激しく、ロシア軍の攻勢は継続しているものの、ウクライナ軍も堅調に防衛していると分析しています。

パイプライン利用の可能性と今後の戦況

もしパイプラインが戦略的な通路として利用されたのであれば、それは戦況に大きな影響を与える可能性があります。地下を通り、敵の防御線を迂回することで、従来の戦術では困難だった背後からの攻撃が可能になるからです。今後のクルスク戦線では、ロシア軍がこの戦術をさらに展開するのか、あるいはウクライナ軍がパイプラインの利用を阻止するための対策を講じるのか、注視が必要です。

戦況の行方と国際社会への影響

クルスク州での激しい戦闘は、ウクライナ情勢全体にも影響を及ぼす可能性があります。この地域をめぐる攻防は、今後の紛争の行方を左右する重要な要素となるでしょう。国際社会は、この地域の情勢を注視し、紛争の拡大を防ぐための外交努力を続ける必要があります。

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