【速報】石破首相、江藤農水相を更迭へ - コメ発言巡り野党統一更迭要求と与党内辞任不可避論
2025-05-20
産経新聞
石破茂首相は、20日に「コメは買ったことがない」と発言した江藤拓農林水産大臣を更迭する方針を決定しました。この決定は、野党からの更迭要求の高まりと、与党内でも辞任を求める声が強まっている状況を受け、緊急のものとなっています。
野党の統一更迭要求
立憲民主党をはじめとする野党5党は、20日に国会内で国対委員長会談を行い、江藤大臣の更迭を一致して求めました。江藤大臣の発言は、コメ市場の安定化や食料自給率の向上といった政府の政策に対する疑問を投げかけるものであり、野党はこれを政府の責任として厳しく追及しています。不信任案が可決される可能性も懸念され、野党の攻勢は日増しに強まっています。
与党内でも辞任不可避の声
野党の動きを受けて、与党内でも江藤大臣の対応に対する不満が高まっていました。「江藤氏は21日中に自ら辞表を出すべきだ」との声が強まり、首相は事態の収拾を図るため、更迭の方針を固めました。与党内では、今回の事態が選挙戦に悪影響を及ぼすことを懸念する声も聞かれており、早急な対応が求められていました。
今後の見通し
21日午後の党首討論までに野党が具体的な動きに出た場合、江藤大臣の辞任が確実になると見られています。首相は、新たな農林水産大臣の選任を行い、政府の政策運営への影響を最小限に抑えるとともに、国民への説明責任を果たす必要があります。今回の事態は、今後の政治情勢に大きな影響を与える可能性があります。
専門家の見解
政治アナリストのA氏は、「今回の更迭は、野党の勢いを抑え込み、与党の結束を強めるための苦渋の決断だったと言えるでしょう。しかし、江藤大臣の発言が引き起こした問題の本質は解決されたわけではなく、今後の食料政策をどのように進めていくかが重要になります。」と分析しています。
関連情報
- 首相官邸公式サイト: https://www.kantei.go.jp/
- 各政党の公式サイト