香港と中国本土の警察が連携、1,680万香港ドル規模の詐欺グループを摘発し15人を逮捕
2026-06-25
香港と中国本土の警察当局は、政府機関を装い被害者から多額の現金を騙し取っていた大規模なフィッシング詐欺グループを摘発した。計1,680万香港ドルの被害が確認されており、関係者15人が逮捕された。
政府機関を装った巧妙な手口
摘発された詐欺グループは、香港水務署(Water Supplies Department)などの公的機関を装い、偽のメッセージや電話を通じて被害者に接触していた。詐欺師たちは、公共サービスの支払いやアカウントの更新を装い、偽のリンクをクリックさせて個人情報や銀行口座情報を取得する手法を用いていた。
警察の捜査によると、犯行グループは国境を越えて組織的に活動しており、香港と中国本土の両方で被害が拡大していた。当局は、巧妙に偽造された政府のロゴや公式文書のような形式を用いることで、被害者の警戒心を解いていたと指摘している。
捜査の進展と今後の展開
今回の共同捜査により、以下の容疑者が逮捕されている。
- 詐欺グループの運営に関与した疑いのある人物
- フィッシングサイトの管理に関与した疑いのある人物
- 資金洗浄(マネーロンダリング)に関与した疑いのある人物
警察は、押収したデジタルデバイスの解析を進めるとともに、組織の全容解明に向けた取り調べを行っている。また、同様の被害を防ぐため、政府機関がメールやSMSで銀行口座情報や支払いを直接求めることはないとして、市民に対し注意を呼びかけている。
フィッシング詐欺への警戒
当局は、不審な連絡を受けた際の対策として、以下の手順を推奨している。
- メッセージ内のリンクを安易にクリックしない
- 公式サイトや公式アプリを通じて、情報の真偽を直接確認する
- 不審な連絡を受けた場合は、速やかに警察や該当する政府機関へ通報する
今回の摘発により、大規模な犯罪ネットワークの一部が解体されたが、警察は依然として組織の残党による活動を警戒している。
