ビーチバレー、全国を繋ぐ熱狂!海辺から始まる「遠征」が盛り上がりを見せる

ビーチバレーの魅力が、全国各地に広がっています。横浜の赤レンガ倉庫、名古屋城のある名城公園、JR大阪駅前…、これまでビーチバレーが開催されてこなかった場所にも、次々と「遠征」が実現し、その輪は拡大の一途を辿っています。
「遠征」とは、普段開催されない場所で、ビーチバレーの試合やイベントを開催する企画のこと。これは、ビーチバレーの競技人口を増やし、その魅力をより多くの人に伝えることを目的としています。運動部長の井澤真氏によると、「ビーチバレーは、砂浜という特別な場所で行われることが特徴であり、その非日常的な空間が、プレーヤーや観客にとって大きな魅力となっています。しかし、砂浜がない場所では、ビーチバレーを楽しむ機会が限られていました。そこで、イベント会場に砂場を設けるなど、工夫することで、これまでビーチバレーに触れる機会がなかった人たちにも、その魅力を体験してもらうことができると考えました。」
こうした「遠征」は、単なる競技イベントにとどまりません。地元の観光資源と連携し、地域活性化にも貢献しています。例えば、名古屋城を背景にしたビーチバレーイベントでは、試合の合間に城見学ツアーを実施したり、地元の食材を使ったフードトラックが出店したりするなど、観光客誘致にもつながる取り組みが行われています。横浜の赤レンガ倉庫では、試合観戦と合わせて、ショッピングやグルメを楽しむことができるなど、様々な企画が用意されています。
また、「遠征」は、ビーチバレーの競技レベルの向上にも貢献しています。普段、砂浜で練習している選手たちが、普段とは異なる環境でプレーすることで、新たな戦略や戦術を開発したり、自身のプレーを客観的に見つめ直すきっかけを得たりすることができます。これにより、選手のレベルアップが促され、ビーチバレー全体の競技力向上につながることが期待されます。
井澤氏の言葉を借りれば、「ビーチバレーは、年齢や性別、国籍に関係なく、誰でも楽しめるスポーツです。今後も、様々な場所で『遠征』を実施し、ビーチバレーの魅力を最大限に伝え、より多くの人々にこのスポーツに親しんでもらえるよう、尽力していきたい。」
ビーチバレーの熱狂は、これからも全国各地に広がり、多くの人々に感動と興奮をもたらすことでしょう。